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アリピプラゾール

アリピプラゾールは抗精神病薬の中でも、抗幻覚妄想作用は弱めですが、副作用が少なく多彩な効果のある薬です。鎮静(眠る)作用もほとんどありません。3mg~6mgの少量で飲めば脳内のドパミンを増やしてうつ状態のサポートになったり、12mg以上で飲めばドパミンを遮断して幻覚妄想や躁状態にも効くという薬です。発達障害の子供さんの感覚過敏や、認知症のお年寄りの迷惑行為に使われることもあります。

飲む量によって効果が変わるので、アリピプラゾールを飲んでいる人が状態安定している場合、どんな症状に対してしっかり効いているかわからない場合もありますので、今の状態がいいからといって自己判断で内服中止したり量を変更するのは控えてください。

こちらもジェネリックが出て薬価も安くなっていますが、症状によっては先発品を使わなければいけないときもあります。先発品の商品名はエビリファイで、持効性注射剤や液剤の剤型もあります。

通常は3mg~30mgの間で使用します。

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